商品の説明
千田=三代朝吉であることをご存じの方は少ないようです。メーカによって二つの名を使い分けていたようです。
三代朝吉作
昭和10年11月15日生
昭和31年2月 市田敏夫氏に師事、そろばん製造技術の習得に努める。
昭和31年9月 自宅に於いてそろばんの製造にあたる。
昭和58年8月 雲州算盤品評会に於いて最優秀賞を受賞。
昭和59年 「島根県ふるさと伝統工芸品技術後継者表彰」受賞。
この方は千田 美一郎(せんだ みいちろう)さんという伝統工芸士で、もうお亡くなりになっていますが、大変腕の良い名工で知られていました。
なんと、手廻しロクロを考案した村上 朝吉の子孫にあたります。
朝吉は、当時(江戸後期)どの家にもあった糸繰車を改良して、手廻しロクロを考案しました。この手廻しロクロで、かつてないほど小さく、粒の揃った珠を効率よく作ることが出来たそうです。
また、これまで一子相伝であったそろばんの技術を、朝吉は自分の製法や道具を公開し、
このことが地場産業としての発展につながったといわれています。
この技術は、朝吉の義理の兄であり、弟子でもあった千田六太郎からその子孫、弟子たちへと受け継がれていきます。
美一郎の父親・亀吉(朝吉の孫)もそろばん職人で、亀吉の一番弟子でもあった市田敏夫(伝統工芸士・永雲)にそろばん作りを習ったそうです。
美一郎は「三代目朝吉」(さんだいめあさきち)としても、質の良いそろばんを数多く残しています。
美一郎のそろばんは、特に玉の弾きの良さが評価されていました。
数年前までは、問屋さんには在庫として「三代目朝吉作」のそろばんもありましたが、すでに完売となり残っておりません。
もし「千田作」「三代目朝吉作」のそろばんをお持ちの方は、貴重なそろばんですので大事にすると良いでしょう。
商品の情報
カテゴリーキッチン・日用品・その他 > 文房具・事務用品 > そろばん商品の状態目立った傷や汚れなし発送元の地域千葉県